早稲田大学が政治経済学部の「共通テスト」利用入試発表 

早稲田大学 政治経済学部、一般入試改革の中身とは(大学入試改革)

2021年度 早稲田大学 政治経済学部 一般入試対策

1.早稲田大学政治経済学部の改革の方向性

一般入試について、大学入学共通テスト、英語外部検定試験、学部独自入試(日英両言語にいよる長文を読み解いたうえで解答する形式)の合計点により選抜する方式に変更

2.早稲田大学政治経済学部の一般入試改革の内容

(1)早稲田大学政治経済学部の試験内容                         (政治学科・経済学科・国際政治経済学科共通、合計200点満点)

1)大学入学共通テスト(100点)

以下4科目を25点づつに換算

①外国語(以下いずれか1つを選択)

・英語(リスニング含む)

・独語

・仏語

②国語

③数学Ⅰ・数学A

④選択科目(以下いずれか1つを選択)

・地理歴史「世界史B」「日本史B」「地理B」から1科目

・公民  「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」から1科目

・数学  「数学Ⅱ・数学B」

・理科  「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目

あるいは「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目

2)英語外部検定試験および早稲田大学政治経済学部独自試験

・使用できる英語外部検定試験は、大学入学共通テストで活用される試験を前提         として検討中

※英語外部検定試験の配点割合は2)の3割程度(全体の15%程度)とする予定

・早稲田大学政治経済学部独自試験は1科目のみを90分間で実施。なお、日英両言語による長文を読み解いたうえで解答する形式とし、記述解答を含むこととする

(2)早稲田大学政治経済学部の募集人員

300名

(政治学科100名、経済学科140名、国際政治経済学科60名)

※従来400名

(政治学科150名、経済学科200名、国際政治経済学科100名)

 

さらに、早稲田大学 全学部の入試で求められること

高校生までの「主体性」「多様性」「協働性」に関する経験を受験生本人の文章で提出

 

以上、早稲田大学のホームページより抜粋

 

私大最難関校である早稲田大学が「大学入試共通テスト」を導入することで

2021年度の大学入試改革に対する私立大学の対応が注目されていましたが、

私大最難関校である早稲田大学政治経済学部が「大学入試共通テスト」を導入することで

他の私立大学にも大きな影響を与えそうです。また、早稲田大学政治経済学部が受験者全員に

数学を課すことにも注目です。他の私立大学文系の「大学入試共通テスト」利用テストで数学を

必須科目とすることが増えるかもしれません。

さらに、現行の一般入試で問われる「細かい知識」だけでなく、「思考力・判断力」および

「表現力」を高次元で身につけて臨む必要がありそうです。

 

また、得点化はされないとはいえ、一般入試にエントリーシート(高校生までの「主体性」「多様性」「協働性」に関する経験を受験生本人の文章で提出)が必要となることも特筆すべきポイントです。

高校時代、「主体性」「多様性」「協働性」を持って実施してきた活動を、具体的なエピソードで証明しなくてはなりません。

・主体的に自分が何をしてきたか

・多くの違う価値観や意見に触れ自分はどう感じ、何を学んできたのか

・組織の中で、自分はどんな力を発揮し、周囲を巻き込みながら組織の目標を達成したか

 

このようなことを念頭に高校生活を送って欲しいですね。

 

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