【埼玉の受験生向け】北辰テストの偏差値と志望校選び
こんにちは。
公立高校受験指導専門塾
英泉塾中浦和校の佐藤です。
英泉塾では、来週9月18日から中3生を対象とした三者面談が始まります。
この時期の面談で話題に上るのが、「北辰テストの偏差値」と「志望校はどうすればいいのか」です。
そこで、三者面談を直前に控えた今日は「北辰テストの偏差値」と「(公立の)志望校選び」について解説します。
そもそも「北辰テスト」とは?
「北辰テスト」とは、(株)北辰図書が埼玉県で実施している模擬試験です。
中学3年生であれば、年に8回実施されます。
ちなみに、2学期はほぼ月1回のペースで実施されます。
1日で5教科(国数英理社)のテストを実施、テスト後約2週間で結果が郵送されます。
毎回結果には、5教科それぞれの点数と合計得点とともに、偏差値が記載されています。
この「北辰テスト」の偏差値が、志望校を決めるうえでとても大切な目安となります。
第一志望校は自分の偏差値+5までが1つの目安!
公立高校は、12月下旬(冬休みに入る前)までには3校を志望校として選んでおきましょう。
選び方として、英泉塾では以下のように指導しています。
〈ケース1〉志望校(ここに行きたい!という高校)が決まっていない場合
自分の偏差値に「最大+5」までを第一志望と考えて志望校を選びます。
まだ志望校が決まっていない、今週末の体育祭の練習に夢中なAくんを例に考えてみます。
Aくんの9月の偏差値が56でした。
このAくんの場合、第一志望校は市立浦和南高校(偏差値60.4)などが挙げられます。
そして、第一志望校を決めたら、偏差値「2~3程度」のレベル別で第二、第三志望校を選びましょう。
Aくんの例で考えると、第二志望校として与野高校(偏差値57.4)、第三志望校として南稜高校(偏差値54.3)が挙げられます。
Aくんの志望校をまとめると、以下のようになります。
第一志望校…市立浦和南高校(偏差値60.4)
第二志望校…与野高校(偏差値57.4)
第三志望校…南稜高校(偏差値54.3)
偏差値を目安に、レベル別で高校を選ぶということがポイントです。
こうすることで、受験校が無くなってしまう、というリスクを排除できます。
〈ケース2〉志望校(ここに行きたい!という高校)が決まっている場合
もし、その志望校が今の自分の偏差値より5以上高い学校の場合には、第二志望校の選び方がポイントとなります。
今の自分の偏差値と「ほぼ同じか、2~3高い」高校を第二志望校と考えて、志望校を3つ選びます。
2学期になって自習に来始めた、川口北高校に行きたいBさんを例に考えてみます。
Bさんの9月の偏差値も先ほどのAくんと同じく、56でした。
Bさんの第一志望校である川口北高校の偏差値は62.1、つまり約6違います。
このBさんの場合、現実的な目標校である第二志望校として、浦和北高校(偏差値56.9)が挙げられます。
そして、レベル別という観点で、第三志望校として、南稜高校(偏差値54.3)が挙げられます。
Bさんの志望校をまとめると、以下のようになります。
第一志望校…川口北高校(偏差値62.1)
第二志望校…浦和北高校(偏差値56.9)
第三志望校…南稜高校(偏差値54.3)
夢に向かって突き進むことは、とても大切です。
しかし願望だけで突破できるほど、受験は甘いものではありません。
そのため、冷静かつ現実的な判断も求められます。
偏差値だけで学校は決められない!
ここまで偏差値を中心とした視点での志望校選びについて、お伝えしてきました。
しかし大事なことは、学校に自分の足を運んで自分の目で見て雰囲気を体感することです。
これは公立にしろ、私立にしろです。
毎年「学校見学や文化祭に行ってみたけど、思っていたような雰囲気と違った」と話す生徒は少なくありません。
現段階での学力や偏差値、そして学校の雰囲気の両方を考えた上で、ぜひ志望校を選んでいきましょう。
三者面談では、中3受験生の志望校、そして現在の勉強の様子についてお話させていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
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