北辰テストの国語で出題される作文について知りたい方へ、北辰テストの国語の作文についてまとめました!
今回は埼玉県の中学生が受験する会場テストである北辰テストの中でも、国語の作文についてご紹介します。
北辰テストの問題の形式は、埼玉県の公立高校の入試問題に準じたものになっています。そのため、北辰テストの国語の問題では、作文の問題が必ず出題されるのです。
まず、作文の文字数の条件についてです。北辰テストの国語作文では、1行が15文字の原稿用紙で、11行以上13行以内という字数制限が設けられています。数年前までは13行以上15行以内という条件でしたが、公立高校入試の国語の条件変更に伴い、北辰テストの国語も2行分少ない形式の字数制限となりました。
次に作文の配点についてです。こちらも埼玉県の公立高校の入試問題に合わせた形ですが、北辰テストの国語が100点満点なのに対して、作文は12点分となっています。入試が13~15行の時は16点分の配点でしたが、国語の作文の字数制限が11~13行になるのと同時に、北辰テストの国語の作文も配点が下がりました。
とはいえ、この国語の作文の問題は、ある程度書きさえすれば点数がもらえるものなので、北辰テストの国語では、「他の問題に時間を取られて作文が書き終わらなかった」ということがないよう、優先的にとりかかるべきものなのです。
さて、北辰テストの作文の書き方についてですが、とにかく問題文に提示されている「条件」を守って書くということが最も重要です。北辰テストの国語の作文については、毎回ほぼ同じ「条件」が示されています。それは以下のようなものです。
【北辰テスト 国語 作文問題のおもな『注意』(条件)】
- 段落や構成に注意して、自分の体験(見たこと聞いたことなども含む)を書く
- 文章は十一行以上、十三行以内で書く
- 原稿用紙の正しい使い方に従って、文字、仮名遣いも正確に書く
- 題名・氏名は書かないで、一行目から本文を書く
他には、最近の北辰テストで多く見られる、グラフや表などの「資料」を読み取って書く作文では「資料から読み取ったことをもとに書く」などというものがあります。
北辰テストの国語の作文の問題は、採点の内訳は公表されていませんが、埼玉県の公立高校入試に準じたものだとすると、一番重要な「条件」は、作文の中に「体験(または見聞)」を入れて書いているかどうか、という点になると言えます。公立高校入試の採点基準では、この「体験(または見聞)」が入っていない作文であるとみなされると、配点の半分にあたる6点が減点されてしまうことになります。したがって、北辰テストの国語の作文を書く時は、明確に自分の「体験(または見聞)」を、意見を述べるうえでの根拠になるように書いてください。
最後になりますが、北辰テストの国語の作文は「条件作文」であり、「減点法」で採点されるため、「条件」に反することなく、提示される「テーマ」(○○について書きなさいという部分)に沿って自分の意見が述べられていれば満点がとれる問題ですので、人を感動させるような「名分」を書く必要はありません。とにかく「注意(条件)」をよく読んで、徹頭徹尾それに沿った内容・形式で書くことを心がけてください。健闘を祈ります!
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