こんにちは。
公立高校受験指導専門塾
英泉塾中浦和校の佐藤です。

埼玉県公立高校入試まで、あと約1か月。

いよいよ最後の追い込みです。

英泉塾にいる受験生も志望校合格に向けて必死にペンを走らせています。

さて今回は、埼玉県公立高校入試における内申点の扱いについて書いていきます。

来年、再来年に受験生になるという中学生のみなさんには、ぜひおさえておいてもらいたい情報です！

「内申点」とは

内申点とは、毎学期終わりに中学校から渡される通知書の各教科の1～5の数字のことです。

9教科あるので、5×9＝45が最高値になります。

埼玉県公立高校入試の合否に用いられるのは、”学年”の通知書の数字です。

というのも、中1、中2の3月に、中学校から2種類の通知書が渡されます。

3学期の通知書と学年の通知書です。

このうち、学年の通知書にある数字が埼玉県公立高校入試では用いられる、ということです。

 

埼玉県公立高校入試と内申点の関係

内申点は各学年で45、中学3年間で45×3＝135が最高値となります。

大雑把に言うと、埼玉県公立高校入試では、実技試験がない高校においては、

（埼玉県公立高校入試の当日の試験の点数）+（3年間の内申点）の合計

で合否がほぼ決まります。

※生徒会に参加していたり、部活で県大会や関東大会に行ったり、あるいは各種検定の取得などによって、上記の合計点数にさらに加算されることも多くあります。

上記の式から、中1の内申点が埼玉県公立高校入試に影響を及ぼすこともわかりますよね。

ただ高校によって、どの学年の内申点を重視するかは異なります。

 

具体的に1つ学校をあげて、見てみましょう。

例えば県立浦和高校。

県立浦和高校では内申点の比率が、

中1：中2：中3＝1：1：2

となっています。

この1：1：2が意味するのは、

中1の内申点を1倍、中2を1倍、そして中3を2倍して計算します

ということです。

つまり内申点の合計は、45+45+45×2=180点満点になります。

埼玉県公立高校入試の当日の試験の500点満点と中学3年間の内申点180点満点で、それぞれ何点取れるかの勝負になってきます。

ですので、埼玉県公立高校入試では、入試当日の試験の点数もさることながら、内申点もとても大切になってくるわけです。

繰り返しますが、高校によって、また入試の年によって、この学年の内申点の比率が異なります。

志望校選びの際、高校の内申点の比率もぜひ参考にしてみてください。

 

埼玉県公立高校の内申点の比率

各高校の内申点の比率は、埼玉県教育委員会のサイトから見ることができます。

令和2年度入試（2020.2実施）の内申点の比率は、

「令和2年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜基準」です。

 

埼玉県公立高校の内申点の比率（高校別）

それでは、埼玉県公立高校の内申点の比率を高校別にあげていきます。

ここでは、英泉塾生が例年よく受ける高校のみご紹介します。

※令和2年度入試（2020.2実施）においての比率です。

書き方：○○高校…〇：△：☆ （中1：中2：中3の順です）

【学校選択問題採用校】
県立浦和高校…1：1：2　180点満点
浦和一女高校…1：1：2　180点満点
大宮高校…1：1：2　180点満点 ※普通科・理数科ともに
市立浦和高校…1：1：3　225点満点
県立川越高校…1：1：2　180点満点
川越女子高校…1：1：2　180点満点
春日部高校…1：2：4　315点満点
蕨高校…1：1：3　225点満点 ※普通科・外国語科ともに
浦和西高校…1：1：2　180点満点
川口北高校…1：1：2　180点満点
和光国際高校…1：1：3　225点満点 ※普通科・外国語科ともに

【学力検査問題採用校】
浦和南高校…1：1：2　180点満点
川口市立高校…1：1：2　180点満点 ※全学科共通
大宮北高校…1：2：3　270点満点 ※普通科・理数科ともに
伊奈学園高校…1：1：3　225点満点 ※全学科共通
与野高校…1：2：3　270点満点
浦和北高校…1：1：3　225点満点
大宮光陵高校…1：1：3　225点満点 ※全学科共通
南稜高校…1：1：3　225点満点 ※普通科・外国語科ともに
大宮南高校…1：1：3　225点満点
朝霞西高校…1：1：3　225点満点
浦和商業高校…1：1：2　180点満点 ※商業科・情報処理科ともに
浦和東高校…1：1：3　225点満点
大宮武蔵野高校…1：1：3　225点満点
志木高校…1：1：3　225点満点
浦和工業高校…1：1：1 ※全学科共通

「1：1：2」もしくは「1：1：3」としている高校が多い印象です。

いずれの学校にも共通しているのが、中3のときの内申点を最も重要視しているということです。

内申点においては中1の最初からコツコツ頑張ってきた人が有利なのは間違いありませんが、中3になって挽回することもできるということが言えますね。

 

内申点はまだ決まったわけではない！

内申点を決める大きな要因の1つが定期テストです。

多くの中学校でこれから学年末テストがありますよね。

学年末テストで3学期の内申点が決まります。

3学期の内申点も加味されたうえで、学年の内申点が決まります。

内申点のことを考えても、学年末テストの結果がかなり重要になることがわかります。

1学期、2学期で納得のできる内申点を取れた人は気を抜けません。

一方、内申点がもうちょっとあったらいいな…と思う人にとって、学年末テストはチャンスです！

内申点が、学年末テストにむけて勉強するモチベーションの1つになってくれればと思います。

 

おわりに

英泉塾は、埼玉県（主にさいたま市周辺）の公立高校受験専門塾です。

毎年中浦和・武蔵浦和の埼玉県公立高校受験生が県立浦和、浦和一女、市立浦和などといった公立高校に合格、進学しています！

中1生、中2生につきましては、2月より学年末テスト対策授業も実施中です！

新中1生（現小6生）向けに、中学準備講座を開講中！

理科社会クラスを除き、すべてのクラスで１週間の無料体験が可能です。

土合中、白幡中、田島中、内谷中、
常盤中、埼大附属中、与野南中、
美笹中、笹目中に通っている中学生、
土合小、浦和別所小、浦和大里小、
田島小、西浦和小、沼影小、仲町小、
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