英泉通信2020年1月号を発行しました!
令和二年、いよいよオリンピック開催の年を迎えました。災害のない、平穏無事な一年でありますようにと心から祈ります。
わが家の窓辺の鉢植えのハイビスカスが、冬だというのに深紅の花を咲かせています。昨年7月からずっと咲き続け、今朝も一輪ぱっと花開き、なお七つの蕾(つぼみ)が元気に出番を待っています。
寒さにもめげない、強い生命力です。
人間は勿論のこと、植物や動物の生命の柔らかさ、新しさ、美しさ、力強さには、驚かされることが多く、そのビビッドな様子に見とれてしまうばかりです。
英泉塾は今年40周年を迎えます
英泉塾は、子どもたちの、かけがえのない尊い生命(いのち)を見つめながら、いつの間にか四十周年を迎えることになりました。
一人ひとりの可能性を引き出し、
その生命を慈しみ育てるという教育理念のもと、
四十年の歴史を刻んでここまでやってきました。
無限の可能性を秘めた、生命力あふれる子供たちの存在はかけがえのないもの。未来を担う至宝であるといっても過言ではありません。その可能性の鉱脈を掘り起こし、引き出すお手伝いをする。
これが教育の役目だと英泉塾は考えています。
英泉塾の教育
成績を上げる、学力を養成する、志望校に合格させる、といった知識教育のみならず、人間的成長を促す、徳育、情操教育など、心・精神面の教育も必要不可欠なものとして、真摯に取り組んできました。塾内での学習、また全ての英泉塾の行事において、その教育は存在しています。
日々の学習はもとより、『春・夏・冬の講習』、『夏期合宿』、『年末2days』、などにおける、さまざまな経験がもたらす、一人ひとりの成長ぶりは感動的です。
夏期合宿のクライマックスの『感謝のワーク』。
あの光景は忘れがたく、深く心に刻み込まれています。
背の高い大きな背中が小刻みに震え、Tシャツが引っ張られて、涙を拭いているのが後ろから見て取れます。
これまで育ててもらった親の愛、自分の恵まれた環境、自分とともに頑張っている仲間への思い、いつも傍にいて伴走してくれる先生方の存在……自分はひとりじゃない。
共生の素晴らしさを心から感じ、理解した瞬間だと思います。その思いを胸に、自分自身に向かい、瞑想するような、静かな時間が流れます。
こんな美しい場面を、私達はくり返し見てきました。どれだけの先生方、お手伝いの先輩たちが、陰で感動の涙を流していたことでしょう。一生懸命生きること、本気で学ぶことの何と素晴らしく尊いことかと思います。
春はもうすぐ
受験生のみなさん、胸突き八丁のこの苦しい時期を、今日も元気に頑張っていますね。
体調を整え、今まで培ってきた力を充分に発揮して、難関を突破してください。
真剣に頑張った日々の積み重ねは、あなたの心も頭脳も、強く賢く成長させてきました。
明るい春はもうすぐそこです。
英泉塾塾長 安田佐和子