【2021年11月号】英泉通信を発行しました!
大きな学習成果を挙げる『習慣』の身につけ方と『自信』の磨き方
■多くの受験生が最も得点力を伸ばす時期
今年も残すところ1か月余りとなりました。受験生にとっては、まさに正念場。
この時期の過ごし方が、入試得点力に大きな影響を及ぼします。
過去の先輩たちも、残り3か月のラストスパートで飛躍的に点数を伸ばし、伸び悩みやスランプに苦しみながらも、合格を勝ち取っています。
今回は中3受験生に向けて、入試本番まで質の高い学習を持続させる秘訣についてお話しします。
■モチベーションコントロールの難しさ
絶対にゆずれない目標とする志望校があり、合格に向けて強烈な情熱を燃やしながら、受験勉強に日々全力を尽くす。
『自分もそう在りたいと思うけど、実際はなかなか気持ちが盛り上がらない。』
『頑張りたい気持ちはあるけど、行動に移せない。』
こんな焦りや悩みはありませんか?
もし、そんな風に焦っていたとしても心配しないでください。
その悩みは決してあなただけのものではありません。
あなたと同じように、毎年多くの受験生がモチベーションのコントロールに苦労しているんです。
■学びと成長の4ステップ
入試本番までの3か月間、あなたには“行動”が求められています。
それも、目の前の目標を一つ一つ乗り越え、大きな目的を果たすための“成果が伴う行動”です。
では、目標・目的への最短コースを突き進む力強い行動は、どのように生み出されるのでしょうか?
次の「学びと成長の4つのステップ」をご覧ください。
1 無意識的・無能状態 (意識していない。何もできない)
2 意識的・無能状態 (意識はしている。だけどできない)
3 有意識的・有能状態 (意識して行動し、達成する)
4 無意識的・有能状態 (無意識的に行動し、達成する)
今あなたは、どの段階にいるでしょうか?
もし、あなたが②『意識的無能状態』にいたとしたら、今すぐ行動を起こすことです。
人は行動できない理由を探せば探すほど、さらに行動できなくなる生き物です。
今この瞬間から、「できること」から始めることです。
②から抜け出し、次のステップに進むにはそれしかありません。
たとえば「宿題をやる」というように、
今の自分に出来ることはすぐに行動に移す、それだけです。
■『がんばる』から『当たり前』へ
受験生であるあなたは、④『無意識的有能状態』に入る必要があります。
では、どのようにすれば④ 『無意識的有能状態』に入ることができるのでしょうか?
ポイントは「習慣化」です。
習慣化された行動には、思考は働きません。
朝起きたら歯磨きと洗顔をする。
この習慣化された行動に、理由もモチベーションも必要ありませんよね。
しかも習慣化は行動をパターン化することですので、大きな省力化、効率化にもつながります。
勉強という行動を習慣化すればするほど、行動量(勉強量)が増えていくことになります。
「量」をこなせばこなすほどさらに自動化できる部分が増えていくので、結果的に「質」の向上にも繋がるのです。
これで行動(受験勉強)の習慣化の重要さを理解していただけたと思います。
しかし、『その習慣化ができないから苦労してるんです…』と思いませんでしたか?
大丈夫、安心してください。
『勉強の習慣化』は、必ずあなたにもできます。
■誰でもできる習慣の作り方
まずは無理せず、小さな変化から始めること。
そして、モチベーションに頼らないということです。
まずは小さな行動を毎日繰り返してください。
だまされたと思って、決めたことを21日間毎日欠かさずやってみてください。
例えば『毎日英語の基本文を10文暗記する』という具合に、自分で決めたことを決まった時間にやり続けるだけでいいのです。
この微差の積み重ねが、やがて大差となって結果に表れていきます。
次に重要なのは、「仕組み」と「環境」に頼るということです。
英泉塾では中3受験生に、毎日の課題を課しています。これを毎日欠かさずやりましょう。
これを毎日やることで、今の自分にとって本当に必要な勉強が何か、見えてくるはずです。
この、『自分にとって本当に必要な勉強』が『質の高い勉強』ということになります。
ただ、ツールを整え、やるべきことを仕組化しても、やはり行動を持続させるのは難しいものです。
そこで大きな助けになるのが「環境」です。
やらざるを得ない環境に身を置いて、行動を自動化させましょう。
その環境こそが英泉塾の自律学習ルーム【ラーニング・スペース】です。
空いている時間は徹底して活用してください。
毎日塾に来てくれたら先生たちも嬉しいですから、全力でサポートしますよ!
もちろん中学1年生、2年生の皆さんも、どんどん活用してくださいね!
■『自信』の正体
最後に、あなたに大切なことを伝えたいと思います。
あなたは「自信」を持っていますか?
勉強で成果を挙げる自信。第一志望校に合格する自信。
自らの手で明るい未来を切り拓いてゆける自信。
『自信がある!』という人もいれば、『正直、あまり自信がない』という人もいるでしょう。
そもそも『自信』とは何か。
その正体は、書いて字のごとく『自分を信じる力』のことだと思います。
『自信がある人』=『自分を信じられる人』ということです。
つまり、『これまでに何を成し遂げたか』などという根拠は、
『自信』には全く必要ないということになります。
入試本番は3か月後です。まだだれも受験していません。
まだ受けてもいない入学試験に対し、なぜ自信満々の人がいるのか、
もうお分かりでしょう。そう、彼らは『自分を信じている』だけなのです。
では、なぜ自分を信じることができるのか。
それは、その人が『自分の望む未来を手に入れるために、
今現在、力強く『行動』しているから』なのではないでしょうか。
自信がないから行動できないのではなく、
『行動している』から『自分を信じることができる』のです。
目標も同じです。
目標がないから行動できないのではなく、
『行動する』から『絶対に達成したい目標が見つかる』のです。
もしあなたが、『なかなか勉強が手につかない』と悩んでいたとしたら、
『目標が見つからずモチベーションが上がらない』と苦しんでいるとしたら、
まずは、今この瞬間、小さな第一歩を踏み出してみてください。
この一歩が、自分を信じる力の源泉となり、やがては、目標達成のための大きな力となってくれるはずです。
先生たちも最後まで絶対に諦めません。
今に集中し、やるべきことを一つ一つやり抜く、それだけで大丈夫です。
受験生のあなた、そして中1・中2生の皆さんも、明るい未来に向かって、
先生たちと一緒に楽しく真剣に今を全力で生きていきましょう!